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高校生クリエイティブキャンプ 2020

審査結果

全国各地の高校生のみなさんより、たくさんのご応募を頂きありがとうございました。
応募件数・全61件の中から厳正な審査を行い、金賞1件・銀賞5件・銅賞8件を決定いたしましたので、ここに結果を発表します。

歴史に残る73rd縣陵祭
松本県ヶ丘高校(田中晃希、山本琴未)

こんなやり方みたことない

松本県ヶ丘高校の今年の文化祭を例年と比較しながら説明していきます。

大人顔負けの挑戦に目を見張りました。「できないからやらない。じゃなく、どうやったらできるかを考えるのが楽しい」というコメントがありましたが、それは今の世の中全体に投げかけられる名言だと思いました。そのチャレンジ精神を、これからも大切にして欲しいです。

柚木 恵介

コロナ禍による年度始めの混乱は誰しも実感しているが故に、この規模のイベントを迅速かつ安全に達成した実行力には素直に脱帽しました。

萩原 健一

高校生とは思えない企画力と運営力でした。次年度は求められるレベルが高くなって、後輩たちが大変だろうなと思います。手法と志をぜひ引き継いでください。(齋藤)

JR秋田支社 地域活性化室

困難にもめげず、知恵と技術を結集して新しい一歩を踏み出したことが素晴らしかったです。その姿勢は今後皆さんが成長するにあたっての糧となりますし、後輩たちにとってもかけがえのない財産になったと思います。

高校生のごはん応援隊 (JA全農あきた)


プロジェクトArt 〜みんなで1つになろう〜
群馬県桐生女子高等学校 美術部2年

“桐女への思いをこめて

群馬県立桐生女子高校は来年桐生高校と統合をひかえ、113年の歴史に幕を閉じます。しかし、新型コロナウイルスの影響で校内行事は中止、マスク着用、ソーシャルディスタンス等で生徒たちは十分に学校生活を楽しめない状況が続いてます。約3万名の卒業生、480名の在校生がいる中で、私たちに出来ることはなんだろうかと考えました。

桐女(キリジョ)というフレーズが審査員の中にも浸透するほど印象に残るプロジェクトでした。母校がなくなってしまうという状況に、クリエイティブな方法で挑んだその努力が見事に実ったのではないでしょうか。

柚木 恵介

自分たちの代だけに留まらず、数多くの卒業生を讃える試みと、歴史を未来に残すメッセージに胸が熱くなりました。

萩原 健一

113年の歴史に幕を閉じますが、今回取り組んだ全ての皆さんの心の中には刻み込まれたと思います。桐女パワーに脱帽です(田口)

JR秋田支社 地域活性化室

単なる切り絵の製作ではなく、高校が統合される前に何かを残したい!というパワーを表現できていたと思います。新しい学校になっても「らしさ」を失わず、新しい仲間達とともに校風を築いて欲しいです。

高校生のごはん応援隊 (JA全農あきた)


自宅で音楽制作
12PG

自宅で個性を伸ばす

身近に共通の趣味を持っている人がおらず、一人で活動するしかないので、少しでも自分ならではの個性を伸ばす事を目的に、一風変わった事に挑戦しています

今年の高校生CCにふさわしいニッチな活動でした。「誰にも知られていないけれども出したい」という承認欲求と、少々の照れ。新潟の自室で磨くその腕に、我々は大きな希望を見ることができました。周りに知らせる必要なんて全くありません。人知れず地下道を通り、活躍の場に躍り出てください。三条から世界へ飛び立つ日を待ち望んでいます!

柚木 恵介

実家の部屋が世界につながっていることは成長するまで気がつかない。むしろ大人になっても気がつけない。大切なのは自分の初期衝動を信じることだと改めて感じました。

萩原 健一

12PGさん、この先も素顔を見せずに覆面DJとして邁進して下さい。人と違うことに夢中になること、なかなか声を大にしては言えないかもしれないけれど、めちゃくちゃかっこいいと思います。西村くんとの映像のコラボも完成したら教えて下さい!

船橋 陽馬


my hobby
西村晃(高槻高等学校)

強い自分になる

私は”パルクール”というスポーツを中学1年生のころから3年間やっています。パルクールとは何なのか、目的は何なのかということを世の中の人に正しく理解してもらえるよう今回のプロジェクトに応募しました。パルクールをもっと広めていきたい!

「自分の好きなことを突き詰める。」シンプルなことですが、果たしてそれに挑戦する人が世の中にどれだけいるのでしょうか。自分の限界にチャレンジし、実際に壁を飛び越えていくことで多くの人々と繋がっていける。その清々しさを我々審査員にも共有してくれるプロジェクトでした。

柚木 恵介

正統派で、単純に「凄い」「面白い」と思った。「自分の人生に出会ってしまった」ような熱い語り口に好感が持てる。くれぐれも怪我にだけは気をつけて、と母親のように祈ってしまう(笑)。こういう少年が将来パルクール界の中心にいるべきだ、と思ったから。

井上 豪

パルクールをやっている方と初めてお話しました。こんなにできるのにまだ大会では良い成績が納めれていなとのこと、驚きました。いつか秋田の山の中を駆け巡る西村くんを心の底から見てみたい。怪我のないようにこれからも頑張って下さい!

船橋 陽馬


ハチ毒の可能性
Bee-girls(秋田県立秋田南高等学校)

“ハチ毒を利用して医療に役立てる

私たちは今年4月からハチ毒についての研究を行い、危険な実験も乗り越え、その可能性を見出すことに成功しました。まだまだ課題もあり、実用化に向けては遠い道のりですが、いつかハチ毒が人間の役に立つものとして流通することを目指し、これからも研究をつづけて行きたいと思います。

実験、仮説、検証、そしてまた実験と、地道かつ危険な研究を「超おもしろい」としたところが面白い。個人的には、某フリーイラストではなくオリジナルのイラストや写真にしたらもっと多くの方々に響くのではと思いました。

柚木 恵介

高校生らしからぬ高度な実証研究を、あのテンションでやってしまうところが凄い。科学は本来、好奇心と「面白がり」から生まれ育つもの。子供と大人の境目で実にいい勉強をしたと思う。考えてみたら、本来これが高校生のあるべき姿なのかも知れない。

井上 豪

蜂のこと、私が住んでいる山間部では日常的に話題になります。特に林業の仕事に従事している方々は年に何度も蜂に刺され、病院にも行きはしますが、それでも仕事を休むことはありません。当たり前のようにある木材がそういう過酷な現場からの産物であることも含めて、もっともっと蜂毒のことについて研究を深めて下さい。そして、林業の方々にとっても有益になる成果を期待しています。

船橋 陽馬