[No.061]Small King
suzu(都立総合芸術高等学校)
「大きいこと」と「強いこと」は同じではない、という問いから生まれた作品です。
ただ体が大きいという理由で王にされ、幼いまま“象徴”として立ち続ける彼の旅は、失った王冠を探す物語であると同時に、“自分の中にある小ささ”を見つめ直す旅でもあります。
この作品は、誰かにとっての“王様”でありながら、自分の中ではまだ“ヒナ”のままの存在――
そんな不完全さを抱えて生きるすべての人に捧げる、小さな物語です。