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銀賞
《田中偉一郎賞(特別賞)》靴の味
武田飛雄梧(加藤学園 暁秀中学校・高等学校)

この動画に登場する靴は私が中学2年生から高校3年生まで壊れてはガムテープで巻くを繰り返して履いていた味が滲み出ている上履きです。

ここまでなるまで履いている人はなかなかおらず、こういうものを動画に出してみるとインパクトがあって面白いのでは?と思い、動画を作りました。

審査員コメント

「何がいいのか分からない」と言う人もいるでしょう。このボロボロになった靴を愛でる武田くん自身が面白い。寄って撮ったり煽ってみたり、「この角度が映える」と思いながら映像を作っている彼の背中からの景色を僕は見ました。

柚木 恵介

履き古した靴を写しているだけなのに、靴のどこを撮っているのか分からなかったり、靴がテニスボールをくわえていたり、そもそもこれは履いてるのか?—謎が多くて、見返してしまう独特の持ち味‥あっ、これが靴の味か。この不思議な持ち味をこれからも追求して欲しいです。

曽根 博美

《審査員特別賞》
人は、どんなに絵が下手でも、字が書けなくても、計算や設計ができなくても、知らず知らずのうちに、芸術作品をつくってしまっています。行為をする人と、それを観賞する人が、両方自分だった好例。
なかなか作ろうと思って作れるものじゃないところが良かったし、そこに逆に意図的に入れるタイトルも良かった。

田中 偉一郎

田口:未だに謎なのが、左の靴が普通だったこと。まさにミステリーな作品でした。
浜崎:まさに“靴の味”な作品でした。左が割と普通なのがまたミステリー…。
内田:中学2年生からちょっとした反抗心でリペアしながら履いてきた上履き。高校3年生までガムテープで耐え凌いできたのもすごいのですが、高校生活も残りわずかというタイミングで現役引退させてしまった潔さがクールですね!武田さんが社会人になったら、その時は靴屋さんでリペアするのかな…?

高校生と一緒に地域盛り上げ隊

どうしてそこまで履いたのかは理解出ませんが、映像は興味深く見させていただきました。何か臭いまでしてきそうな雰囲気でした(笑)

高校生のごはん応援隊

汚いと思えば汚い、味わい深いと思えば味わい深い……モノの見え方や印象なんて相対的なものなんだな、とあらためて思わされました。いろんなカットがあったけれど、テニスボールをくわえてオブジェ化したカットが好きです♪
それにしてもよく履いた!!

未来のミカタ 情報基地