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まるでショートフィルム作品のような、エンタテインメントあふれる素晴らしい完成度のプレゼンVTR! 秋田での濃密な7日間の興奮と感動がぎっしり詰まっていました。とてもクリエイティブなチームですね。 お疲れさまでした!
場所の力、場所の文化や伝統の力を頑張って表現に落とそうとしている試みが素晴らしいと思います。何よりも、見つけたもの、聞いたもの、経験したものをまとめて表現や作品に落とすことは難しかったと思いますが、非常に実験的で素晴らしいものだと思いました。これからもいろいろな地方を回って同じような試みをしてみると面白いのではないでしょうか?
フィールドワークをベースとして彫刻、絵画、ダンス、音楽、ファッション、演劇等、複合的な表現として7人のシナジーが炸裂している。工房を見学した成果が全く見られない神輿や、視察という名の観光行脚、作業が構築しない脱共創感は、秋田因子も加わりクラウド時代の行き場のない圧縮された感情を表現しているようだ。しかし、最終プレゼンテーションビデオを見ると大江健三郎の「見る前に跳べ」を思い出す。「理屈をこねているより、まず飛び込む勇気が自分も社会も進化させる。」という7人の強いモチベーションが感じとれます。秋田に欲しい七福神漬けだ!
奇抜な格好での登場からインパクトが大きかった。移動の風景から合宿中に巡った様々な場、そこで集めたものでつくられた神輿を最終日担いで秋田市内を練り歩き、最終的に大学の近くの神社でお焚き上げを行うというパフォーマンスもまた秀逸でした。それぞれの個性が際立つようなメンバーでエネルギーの限界まで昇華させようとする態度がなんとも眩しく素晴らしかった。それにしても燃やしてしまった神輿に取り付けていたツールの一つ一つが、合宿中に訪れてその地域の方からいただいたとても貴重な品々だったのが心に刺さった。「燃やしてしまうの!もったいない!」 僕にはできない。しかしその潔さが必要なんだろうな。神に捧げるのだし当然なのだろうけど・・・。七福神漬けだとすれば、漬けてもよかったのでは? と思ったり・・・。記録映像泣いてしまいました。
箭内道彦氏