こちらのページは2018年度のアーカイブです。アーカイブトップにもどる
次々に新たな展開と出会いと学びのある5日間にドキドキワクワク。そうそう、それがクリエイティブなんです。 プレゼンVTRもテンポよくまとまっています。写真も素晴らしい表情ばかり。秋田にとても意義のあるプレゼントができましたね。ありがとう。 お疲れさまでした!
里親のプロモーションのためにキャラクターを創る試みは大人ではなかなか思いつかなかったと思います。試みやデザインがいくら良くても、それを世の中に多く取り上げてもらわなければ意味が無いということを今回の体験を持って僕たちにも教えてくれたような気がします。5日間という短い時間の中で人を説得し、人を集め、それを発信した成功体験をこれからもぜひ生かしてほしいです。なによりも里親のプロモーションをもっとこれからも広げてください。
里親委託率が全国の都道府県でワースト1位の秋田県で「里親や親と暮らせない子どもたちのことをより多くの人に知ってもらう」という課題設定は、難易度の高いテーマであるがクリエイティブな発想と行動で解決に導く事は、継続して取り組めるプロジェクトといえます。キャラクターをつくるというアクションを通じてメディアや行政の人まで巻き込みこの課題意識を広げていくクリエイティブプロセスは、短時間ではあるが貴重な経験となったことでしょう。自殺率全国トップでもある秋田県に、このような社会課題を解決することに正面から向き合うプロジェクトが多く出てきて欲しいと思います。
短い時間でこれだけのことをよく集中してできたものだと思います。秋田県の里親普及率が全国でも最低ランクであるというところに着目し、実際に秋田の施設を訪ね、そこの子どもたちとワークショップを開催。ロゴマークを子どもたちと制作し、それを最終決定し、秋田県庁に提案するという通常のスケジュールなら数カ月で行うような内容をわずか4日間で成し遂げるというスーパーな合宿。大変なことを成し遂げたと思う。素晴らしかった。しかし、一方で、もっと余裕をもって秋田を楽しんで欲しかったな。新しい感性、感覚、さまざまな事柄を受け入れることができるためには時間的にも空間的にも、精神的にもさまざまな隙間が必要だと考えていまの合宿は日常の空間から離れ、非日常の状況で自分自身を超えるためにあってほしいかな。
箭内道彦氏