全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2024 全国高校生 何でも、アリ。Creative Award 2024 全応募作品をみる

金賞
[No.108]ランナウェイ
早稲田(東京都立つばさ総合高等学校)

この作品は、クリエイターがアイデアを捨てる際、どんなことが起こっているんだろうかという疑問を、最近私が夢中になっているターミネーター1のようにホラーテイストで撮影してみたいなという欲求から生まれました。

審査員コメント

「プロはどう考えるんだろう?」→「よし作ってみよう!」
という、クリエーションへのハードルが低いところに惚れました。
成功か失敗なんてどうでもいい。
作りたいから作るのだ。
(くれぐれも演劇部の子たちに感謝するのは忘れないでね!)

柚木 恵介

テーマが「ものづくり」なんですね。
そういう作品って説明的になりがちなのですが、説明的じゃなく、ちゃんと観て良いものになっていて
このせかいに突然ポッカリとこの早稲田さんのトーンができあがっている。
POPなようでPOPじゃない、不気味なようで不気味じゃない、安っぽいようで安っぽくない、
園子温監督作品のようで園子温監督作品ではない、高校生のプロにしかつくれない最高傑作。
ぜひ長編も挑戦してほしい。

田中 偉一郎

【審査員特別賞 杉浦由梨賞】
「やられたー」と思いました。
最上級の褒め言葉です。
サスペンスホラーテイストですが、観た後には極めて希望的な気持ちになります。
ものを作れば作るほど生み出せなかったものは増えていきます。そんな状況の中でも視点を変えれば作品を生み出すことができる(生み出されている)。アイディアの扉を叩かれたようで大変関心しました。
作中作も面白く引き込まれました。カメラワークも、役者の演技や動きもとても良いです。早稲田さんの監督としての才も光っています。

杉浦 由梨

セリフがないのに、映像だけでストーリーや主題が伝わる構成力超すごい!
音楽やラストに、自分のセンスがバリバリにでてて見ていて面白かったです。

ギャル電

映画のワンシーンのような映像と、ハーモニカで緊迫感を感じました。創作する人の頭の中が垣間見れたような印象を受けました。

高校生と一緒に地域盛り上げ隊

ゴミ箱から出てくる手が、ボツになったアイディアを表しているという最後のシーンが秀逸でした。

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