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銀賞
[No.012]いきもの-曖昧さのもう一方-
楽(富山県立高岡工芸高等学校)

生肉は食べるために加工されたものではあるがそのままでは食べられない。私は、生肉を「生き物と食べ物の両方を併せ持つ曖昧な存在」であると捉えている。しかし、私たちの多くは何の抵抗もなく生肉を食べ物として認識している。そこで私は、巨大な生肉のオブジェを屋外で動かすことによって「生肉は生き物である」という考えを意識させるプロジェクトを行なった。生肉が生きて動いているように見えたら嬉しい。

審査員コメント

世の中がずいぶん説教臭くなり正論を復唱しないといけない風潮がある気がします。けれども、実はクリエーションの本質は無駄や余白の延長線上にあると僕は信じて疑っていません。

柚木 恵介

【審査員特別賞 田中偉一郎賞】
濃いですね。
このせかいに生きていると突然ニクニクしく生まれてしまう“癖”がすごく具体的に形になった神作。
ぜひこの肉で鳥人間コンテストにも挑戦してほしい。

田中 偉一郎

「肉」の造形や描写へのこだわり、様々なシチュエーションから色んな場所や人へ尽力したと思います。
その苦労を感じさせない完成された作品に楽さんの作家性を感じました。
彷徨うお肉の映し方が良く、次はどこに現れるのか、いきものとしてその姿を追いながら観ました。

杉浦 由梨

肉の柄が好きなだけあって、作品の巨大肉もめっちゃいい柄でした!
街の中の風景に巨大な肉があるの意外としっくりくるなと思いました。

ギャル電

最初の心地よい料理の音とのギャップありすぎでした。
まさかずっと牛生肉のビジュアルが好きだったとは…お話を聞けてよかったです。
考えたことのなかった生肉の見方でしたが、お話を聞いたら生肉は本当に曖昧な気になる存在になりました。

高校生と一緒に地域盛り上げ隊

独特な「生肉」に圧倒されました。

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